シャンプーのお話 その2

町田の美容室ROWSEです

 

 

前にシャンプーのお話を書きましたが

少し伝えきれなかったことも

あったので前回も話した内容もあり重複している部分もありますが

もう1度・・・・・

 

 

まず シャンプーの目的について

「シャンプー」という言葉の語源は、ヒンズー語の「マッサージする」ということらしいです

 

日本語ではシャンプー=洗髪となっているので

汚れを落としたりする目的のほかに

しっとり・ツヤツヤ・サラサラ・しなやかさ・髪にコシを出す・髪にハリを出す・・・などの目的で

シャンプー剤が作られていて、シャンプーを行ってきました

しかし、これらは頭皮の汚れを落として

傷んでいる頭髪を修復という見かけ上の頭髪の健康であって、

本来のマッサージをして血行をよくして、新陳代謝を高めていくという目的から離れていました

 

畑で作物を育てる時に、土をよくしなければならないのと同じように

頭皮、毛根から健康にしていかなければ頭髪本来の健康は維持できません

 

 

シャンプーのポイントは

 

基本的には毎日洗い、乾燥頭皮の場合は2~3日に一回がいいかもしれません

育毛の場合は毎日洗い、清潔にして毛穴に詰った皮脂をとりましょう

育毛剤の浸透を促す効果のため、毎日洗う事がよいからです

 

 

使用量は 毎日洗う事を前提に考えると、出来るだけ少量がいいです

多量に使ってよく洗い流さないと、シャンプーが頭皮に残り、フケや抜け毛が多くなることがあります

 

朝のシャンプーは髪の毛を守る皮脂膜を取ってしまい、昼間に浴びる有害な紫外線などで髪をいためてしまう原因になります。

シャンプーは夜にして、寝ている間に頭皮や髪を守る皮脂膜を作るようにしましょう。

シャンプー後に頭皮を守る油分は数時間かかるためなんです

 

育毛を考えた時のシャンプー

皮脂の分泌が多く毛穴が詰まっているような場合は

一般に育毛剤は水溶性なので

脂と水はなじまないので皮脂が吸収を邪魔してしまいます

そこでシャンプーの前に、

ホホバオイルを頭頂部の頭髪の薄い部分に塗って軽くマッサージをして皮脂を浮かしたり

フケを除去しやすくして、この溶けたアブラを乳化できるように調整したシャンプーを使い

指先を頭皮にピッタリとつけ血行を促進するために、頭皮を揺り動かし、揉むようにして洗います

すすぎは充分に行ってから、頭髪をこすらないようにしてタオルドライをします

ホホバオイルを数滴シャンプーにたらして使うのもOKです

 

前回も書きましたがもう1度シャンプーの種類を

現在市販されているシャンプーの多くは次の3つに分類されます。

アルコール系

アミノ酸系

石鹸系

 

 

アルコール系 シャンプーとは?

現在、最も多く販売されているタイプのものです

原料費が安くて加工がしやすいために

メーカーは大量に生産していますが

頭皮にとって決して良いものとは言えません

 

化学合成された合成界面活性剤を洗浄ベースにしています

洗浄力が強すぎるために汚れだけでなく

皮膚のバリア層を破壊したり、髪の栄養分まで奪ってしまう心配があります

皮膚障害、肌荒れを生じやすいとも考えられます

育毛シャンプーとうたった物の中にも、このアルコール系のシャンプーに

育毛成分を混ぜただけであることも多いので要注意です

高級アルコール系と書いてありますが、けっしてハイグレードという

意味ではありません。あくまでも化学用語ですので誤解しないように!

 

アミノ酸系 シャンプーとは?

自然素材を原料とするので安心して使える高機能シャンプーです

頭皮や髪の毛と同じ弱酸性で刺激が弱くて

「選択洗浄性」という洗浄機能を持っているので安全です

 

「選択洗浄性」というのは、皮膚のバリア成分である皮脂を必要分だけ残したまま、

フケや汚れを洗い流す機能のことです

 

使い始めは頭皮のスッキリ感を感じないかもしれませんが、それは必要な皮脂を残しているからです。

また、ワックスなどスタイリング剤が髪についていると泡立ちが悪いので

2度洗いをおすすめします

 

石鹸系 シャンプーとは?

基本的に人体に害のある成分が含まれていないので安全です

洗浄力強めで脂性の人向きなのですが、刺激が高めなので敏感肌の人やアレルギー体質の人には不向きの

ものが多いかもしれません

欠点としては洗った時のすすぎのとギシギシ感の「きにしみ」を感じて、すすぎにくく感じます

上手くすすがないと石鹸が残ってしまい、頭皮に悪影響を与えてしまう恐れがあります

また、水道水に含まれるカルシウムと反応して髪のゴワつきを生みます

ただし酸性リンスを使うことでゴワつきを抑えることができます。

 

 

市販で販売されている一般的なシャンプーのほとんどは合成界面活性剤を使って作られています

 

この成分は現代の皮膚障害の最大の原因といわれています

界面活性剤にもいろいろと種類がありますが

その中で合成界面活性剤には「タンパク変性作用」と呼ばれる性質があり、

体のたんぱく質を破壊する働きをもっています

 

慢性的な肌荒れを起こしている人などは、ほとんどがシャンプーや台所の洗剤、

または化粧品等によって皮膚のたんぱく質を一部破壊されているのです

 

また合成界面活性剤には驚くほどの浸透力があるため、体内の様々な場所でたんぱく質を破壊してしまいます

 

また合成界面活性剤は皮膚に浸透する量が多く、さらに表面に残留する分もあるので
毎日のように使っていればかなりの量が体内に蓄積すると考えられています

 

ここ最近増えている女性の薄毛なども、シャンプーやリンスが原因と見られています

 

これらの点から一般的なシャンプーを使うと、頭皮、頭髪の細胞が傷つけられる原因になることが指摘されています。

では、なぜ合成界面活性剤が主流として使われているのでしょう

天然の界面活性剤と比べて界面活性力(脱脂力)、浸透力、殺菌、防腐力などがはるかに上だからです

そしてコストも安く、大量生産ができて、消費者が求めやすい価格であることです

 

界面活性剤というのは、簡単に言うと水と油を混ぜたものです

各種の洗浄剤は、界面活性剤のこのような性質を利用して、油を含む汚れでも水で洗い流せるようにしています

 

なかなか一般では、そこまで考えて購入する方は少ないと思います

値段であったりCMであったり。香りであったり、パッケージであったり

そのあたりで選んでしまう方が大部分です

でも、長く使うものだけに、しっかり選んだほうが実はいいんです

当たり前の話といえばそれまでですが・・・

シャンプー選びに悩んだら

いつも担当している美容師にぜひ相談してください

 

 

 

 

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