かぶれにくいヘアカラー③ 「ノンジアミンカラー」について

カラー剤に配合されえてることが多い

ジアミン染料

ジアミンに関してはこれまでお話してきましたが

ジアミンの入っていないカラー剤がノンジアミンカラーです

ノンジアミンカラーに使われている染料は、

カラートリートメントと同じ「HC染料」や「塩基性染料」などのノンジアミン染料ですが

染料濃度を調整することで、染まりにくい白髪も1回の施術で染まりが良くなることもあります

ただ染めるだけでなく、色も楽しみたいということも少しづつですが進化してきてます

ライトナーやブリーチを使えば明るい色も表現できないこともないのですが

あくまでも刺激がある可能性が高いので根元からと考えると

やはり慎重に考えた方が良い場合があるのと

アルカリを使うのでカラー後の薬剤除去は必要です

ジアミンアレルギーの方には嬉しいジアミンフリーのノンジアミンカラーですが、

酸化染料を使った通常のヘアカラーの方が、

色のバリエーションが多かったり、

色持ちが良かったりというメリットもあります。

ノンジアミンカラーのメリットとデメリットのお話です

ノンジアミンカラーのメリット

ジアミンフリーでジアミンかぶれがない

根元から染色できる

染めにくい白髪も一回の施術で染まりやすい

頭皮への刺激がほとんどない

薬剤のツンとくる刺激臭がない

トリートメント成分で髪のツヤ感が出やすい

ライトナーとの併用で髪も少し明度が出せる

色落ちを楽しめる

根元の白髪が目立ちにくい

ノンジアミンカラーのデメリット

通常のヘアカラーに比べると色のバリエーションが少ない

通常のヘアカラーに比べると色持ちの期間が短い

白髪に明るい色を使うと色が透けることがある

髪質によって一回の施術では白髪が十分に染まらないことがある

髪質により色落ちが早い

ノンジアミンカラー剤は、基本的には白髪も染まるカラー剤です。

ただし、髪質によっては一回の施術では十分に染まらないことがあります。

その場合には、繰り返し染めることにより色が残りやすくなります

ノンジアミンカラーの注意点

ノンジアミンヘアカラーに使用するカラーリング剤には、

「ノンジアミン」という名前の通り、「ジアミンアレルギー」の原因となる「ジアミン」は入っていません。

ジアミンの代わりにヘアカラートリートメントにも使われる

「HC染料」や「塩基性染料」が配合された特別なカラーリング剤を使用します。

ノンジアミンカラー用のカラーリング剤は、通常のヘアカラーに比べて低刺激で、

アレルギー症状を起こす可能性は低いと考えられます。

ただし、ジアミン以外の成分が原因でアレルギー反応が起きることもあり、

ノンジアミンカラーだからと言って、

全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません。

カラー剤のアレルギーというと、ジアミンアレルギーが一般的ですが、

「アルカリ剤」や「過酸化水素」などでもアレルギー反応が起きる場合もあります。

通常のヘアカラーは、酸化染料とアルカリ剤を配合した

「1剤」と酸化剤の「2剤」を直前に混ぜて使うものが一般的です。

一般的に、1剤の「酸化染料」にはジアミンが、

「アルカリ剤」にはアンモニアが含まれています。

2剤の「酸化剤」には過酸化水素が使われています。

アルカリ剤は、髪の表面のキューティクルを一時的に開いて、

色の成分を髪の内部へ染み込ませる作用を果たします。

また、酸化剤の過酸化水素を分解して酸素を発生させます。

過酸化水素の分解により発生した酸素はメラニン色素を分解して脱色させ、

さらに酸化染料を酸化反応で発色させます。

ノンジアミンカラーには、「酸化染料(ジアミン)」は含まれていませんが、

髪のキューティクルを開いて染料を内部に浸透させるための少量の「アルカリ成分」は配合されています。

また、明るい色を表現するためには専用のライトナーを使用しますが、

このライトナーには「過酸化水素」が含まれています。

「酸化染料(ジアミン)」「アルカリ剤」「過酸化水素水」以外の成分に

アレルギー反応が起きる可能性もあります。

ノンジアミンカラーといっても万能ではありません。

アレルギーが気になる場合は、

カラーリング前に「パッチテスト」で、ご自身のアレルギーの原因を確かめる必要があります。

パッチテストとは、かぶれなどの症状が起きないかどうかを調べる検査です。

皮膚アレルギー試験とも呼ばれ、

成分の異なる数種類のテスト液を使うことで、アレルギーの原因を調べることもできます。

ヘアカラーリング剤のパッチテストは、

髪を染める2~3日前 (48時間前)に行います。

パッチテストでは、腕の内側にテスト液を少量塗布し、

48時間の間、異常が起きないことを確認します。

ヘアカラーリングによるアレルギーは、

数分から数時間後に発症することもありますが、

24時間以降に強く発症する例が一般的です。

パッチテストを準備所用時間は10分くらいです

ヘアカラーの前に一度美容室に出かける必要がありますが、

アレルギー体質の方、かぶれや刺激が気になる方には、

まずはパッチテストで自分が何に反応するのか把握しておくことをお勧めします。