シャンプー剤は洗浄力の強い方が良いか?

町田の美容室ROWSEです

 

シャンプーの洗浄力は強いほどいいの?

 

というお話です

 

シャンプー剤の広告やCMを見ると

「皮脂をごっそり取り除く」

「頭皮をスッキリ洗い上げる」

よく耳にしますが・・・・

 

この言葉の多くはスカルプシャンプーによく使われている言葉です

 

こういうシャンプーが売りにしているのは

強い洗浄力です

洗浄力が強ければ

皮脂汚れもなくなり頭皮環境が良くなるという考え方なんですが

そこで美容師である僕には疑問が

はたして本当に洗浄力は強いほうがいいのか?・・・・と

頭皮の汚れを取り除くことは確かに大切なことです

そして皮脂が毛穴のつまりの原因になることも事実です

 

ということは、やっぱり強い洗浄力で

頭皮の汚れや皮脂を取り除くのがいいかというと

答えは「NO」です。

 

じゃぁ、なぜ強い洗浄力がNGなのか、その理由は

もちろん、頭皮の汚れは邪魔者なので取り除くのがよいのですが

皮脂に関してはすべて取り除いてしまうのはNGです

 

頭皮や髪の保護のためにも、実はある程度残っているのが最適なんです

皮脂の全くない頭皮を、外気や紫外線にさらすことは

大きなダメージの原因になってしまいます

 

皮脂を毎日毎日根こそぎ取り除いて

頭皮にダメージを与え続けてしまうと

皮脂が不足していると判断して

皮脂の分泌量を増やしてしまいます

 

私たちの体は防衛本能に優れているので

できるだけ体が傷つかないように調整されるんです

 

皮脂を取り除くはずのシャンプーが、逆に皮脂を増やしてしまう

矛盾した作用がおきてしまうんです

 

洗浄力が強いということは、それだけ刺激も強いということ

強い刺激が頭皮にダメージを与えてしまって

フケやかゆみ、ニキビや炎症などの原因にもなってしまいます

洗浄力が強いシャンプーは

具体的にどのようなシャンプーのことなのかというと

もちろん、洗浄力が強いことを売りにしているようなスカルプシャンプーは当然ですが

それ以外にも洗浄力が強いシャンプーはたくさんあります

 

強い洗浄力を売りにしているスカルプシャンプーだけでなくて

一般的に市販されている多くのシャンプーが

高級アルコールシャンプーと呼ばれるシャンプーです

 

このシャンプーの特徴は、皮脂をすべて取り除いてしまうという点なんです

そして強い刺激があるのも大きな特徴です

 

 

一見肌によさそうな石鹸シャンプーも、洗浄力はかなり強めです

汚れも皮脂もすべて取り除いてしまいます

ただ、おおきな違いは天然成分で作られているので

高級アルコールシャンプーに比べれば刺激は少なめです

 

短い時間で使用するのであれば、強い刺激は避けられます

ただし石鹸シャンプーの特徴はアルカリ性という点です

 

髪がアルカリ性に傾くと、きしみを強く感じてしまいます

 

洗浄力の弱いシャンプーとはなんでしょう

逆に洗浄力の弱いシャンプーとは

どのようなシャンプーかというと

本当に髪と頭皮のことを考えている人が選ぶべきシャンプーとは?

 

アミノ酸シャンプーは、洗浄成分にアミノ酸を使用したシャンプーのことです

アミノ酸を使用することで洗浄力をできるだけ抑えて

汚れは取り除きながら、必要な皮脂は残してくれるのが大きな特徴です

 

またアミノ酸は髪や頭皮と同じ成分なので

刺激も少ないという嬉しいメリットもあります

 

ベタイン系シャンプーとは

ベタインもまたアミノ酸の一種なんですが

両性界面活性剤という特徴を備えているので

孤立して「ベタイン系」と呼ばれています

 

ベタイン系シャンプーは洗浄力が優しいことはもちろん

肌への刺激も少ないのが特徴的です

 

さらには両性界面活性剤の特徴で

洗浄と補修の両面を兼ね備えています

 

洗いながら髪を修復できる

最近話題のシャンプーなんです

洗浄力の強いシャンプーは避けましょう

頭皮に問題を抱えている人ほど、ついつい洗浄力を求めがちなんですが

きれいになれば、頭皮の環境が良くなるのでは?

と勘違いしてしまいます

でもこれは全くの逆効果です

 

強い洗浄力では頭皮トラブルは改善できません

頭皮に問題がある人こそ

強い洗浄力のシャンプーは避けた方が良いです

 

東京都町田市原町田6-20-4

ベルウッド町田102

042-794-7972