パーマの時に行われている「シスチン結合」

町田の美容室ROWSEです

今回はシスチン結合 SS結合についてのお話です

 

 

美容師なら勉強している分野だし

逆にお客様には、あまり知っていても役にたたない

知識かもしれません(笑)

 

でも、あえて少しお話を

 

美容師が扱うところの

シスチン結合というのは

パーマをかけるときに一旦切断(還元)する

毛髪内部の結合の名称です

 

さらに難しくちょっと言うと

アミノ酸のシステイン分子が2個つながったもので、

システインの含まれる硫黄原子同士が結びつきで

髪の毛の結合=シスチン結合という訳ではありません

 

シスチン結合の他には

イオン結合

ペプチド結合

水素結合というものもあり

身近に感じるところでは

シャンプーしてドライヤーで

乾かしながらスタイリングするのは

この水素結合を利用してます

 

 

 

ではでは、タンパク質とはなにかというと

アミノ酸がたくさんつながったものです

 

このアミノ酸とアミノ酸をつなぐ結合の呼び方が

ペプチド結合です

 

タンパク質は別名アミノ酸のポリペプチドと言います

「ポリ」はギリシャ語で「たくさんの」って意味です

ポリ塩化ビニルという言葉がありますが

塩化ビニルという分子がたくさんつながった物ということです

 

DNAには塩基とよばれるものが存在します

遺伝子の情報源となっている4つの文字ATGCです

 

アデニン

チミン

グアニン

シトシンです

AはTと、GはCと結合しそれ以外の組み合わせはありません

このAーT、GーCのそれぞれの結合の名前が水素結合です

 

水素結合といったら良く出てくるのが水なんですが

水はH2Oです

酸素と水素はそれぞれ「共有結合」という結合で

つながっています

さきほども書きましたが

「水素結合」って他では、どこではたらいてるのかと言いますと

 

分子間力という

分子と分子はそれぞれ弱い力ですが

お互いにひきあっています

しかし水の分子間力は普通の分子間力と違って

ものすごい強い力でひきあってます

 

この普通の分子間力より強い結合のことを特別に

「水素結合」という名前にしたのです

 

この水素結合は電子的に偏りが生じている分子

極性分子間において生じやすい結合です。

 

AーT、GーCの結合は水素結合なんだそうです

 

SーS結合ですが、これはタンパク質どうしの結合のことで

アミノ酸ではなく、タンパク質の結合です

 

アミノ酸がたくさんつながって

タンパク質ができるわけです。

 

できあがったタンパク質は

さらに他にもできてる

タンパク質とくっついたりして

さらにおおきな塊となっていきます

SーS結合の特徴は

少し離れた距離があっても

くっつける事ができるというのが特徴です

 

 

東京都町田市原町田

6-20-4

ベルウッド町田102

042-794-7972